2017年– date –
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『正しい本の読み方』
橋爪大三郎 講談社現代新書 ハウツー本が自分で思っているよりも好きなのです。 特に本についてのハウツー本は大好物。 あの橋爪大三郎さんが書いたこんなストレートなタイトルなので思わず買ってしまいました。 口述筆記のような文体で、さらさら... -
『パッセンジャー』わたしを起こさないで
監督 モルテン・テルドゥム (あらすじ) 120年かけて地球から新しい星に向かう宇宙船。クルーと乗客は人工冬眠しており、到着4ヶ月前に目覚めるはずだった。 しかし隕石との衝突のショックでジムだけが冬眠から目覚めてしまう。 冬眠に戻ることも... -
完璧すぎる『キングコング』
『キングコング 髑髏島の巨神』 監督 ジョーダン・ヴォート=ロバーツ (あらすじ) 太平洋戦争中、南太平洋で墜落したアメリカ兵と日本兵が殺し合いをしていた。 そこに現れた巨大な動物。 時は下り、ベトナム戦争末期、アメリカの人工衛星が謎... -
『読んでいない本について堂々と語る方法』で読むことを考えてみる
『読んでいない本について堂々と語る方法』 ピエール・バイヤール 筑摩書房 本を読むということはどういうことなのか 本を読んだ、というのはどういう状態なのか。 本を読みながらそんなことばかり考えている。 本がソフトウェアだとして、読書とはそれを... -
『可能なる革命』の可能性の中心
『可能なる革命』 大澤真幸 今さら革命なんて、と思う。 しかし、資本に身体もお金もデータも明け渡してしまっている現状でどこかで革命を夢見る気にもなる。 資本主義を乗り越える「革命」は可能か?というのが本書のテーマなのだが、実を言えば可能なの... -
『服従』に服従する
『服従』 ミシェル・ウエルベック 河出書房新社 【あらすじ(ネタバレ)】 ユイスマンスの研究者である「ぼく」はパリの大学で教授を務めている。 女子学生と寝ては別れている。 前回の2017年の大統領選挙で「いよいよ右傾化を強めていく国で左翼の大統領... -
「ウェブに夢見るバカ」を読むバカ
『ウェブに夢見るバカ』 ニコラス・G・カー タイトルに惹かれて手に取った本。 原題は『Utopia is Creepy』(「薄気味悪いユートピア」)だそうである。 内容は自らのブログの記事がほとんど。 アメリカ版小田嶋隆さんと言う感じか。 基本的にブロ... -
『初恋』
監督 塙幸成 (あらすじ) みすず(宮﨑あおいさん)は父が死に母が兄といっしょに出て行ってしまったためおばの家で暮らす高校生。おば一家に冷たくされ孤独な高校生活を送っている。兄にもらったマッチを頼りにジャズ喫茶に行き、兄を含めた若者たちと... -
『騎士団長殺し』
村上春樹 あらすじ 「私」は肖像画の画家。妻と別れ、肖像画を描くことをやめ、友人の父で高名な日本画家である雨田具彦が小田原でアトリエとして使っていた一軒家に住むことになった。谷を隔てた豪邸に住む「免色」さんから法外な価格で肖像画を描いてほ... -
『ザ・コンサルタント』
(あらすじ) クリスチャン・ウルフ(ベン・アフレックさん)は高機能自閉症の子供で、光や音などに過敏に反応してしまう。 成長した現在は田舎で会計事務所を開いている。 だが、裏稼業でマフィアっぽい人のマネーロンダリングやらをやっているらしい。 ...
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