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『時をかける少女』を見る

細田守監督

 

大林宣彦版をリアルタイムで映画館で見た世代としてはアニメは見づらいところだったが、評判がいいので見た。
これはよかった。
大林版がいいと言っても、若いときに見たものは素晴らしいと刷り込まれているわけで、このあいだもう一度見たところ、どうなんだろう?と首をかしげる場面も多数。
細田版は設定が大林版の20年後ということになっているらしく、筒井康隆の小説とはまったく関係がない。タイムリープの話題を除けば。
小学生の頃小説版を読んでどきどきしたわたしとしては、映画になってもあの別れの場面がきちんと描かれてどきどきさせてくれればそれでいいのだ。
この映画はそれがきちんと描かれている。
ネット上の評価をぱらぱら見ていたら、タイムリープによってひどい目にあった同級生に対する視点がないから許せない、みたいなことを書いてあるものもあったが、高校時代なんてそんなものでしょう。
とりあえずじぶんのことがすべてであって、というよりもじぶんのことや恋愛のことばかり集中して考えられるのが高校時代なのであり、それが活き活きと描かれているのがすばらしいなあ、とすっかり枯れ果ててしまった私は思うのでした。

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