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『沈黙 –サイレンス–』

マーティン・スコセッシ 監督

 

(あらすじ)
イエズス会の宣教師フェレイラが日本で棄教したと言う情報が彼の弟子であるロドリゴとガルペに届く。
信仰心の篤いフェレイラが棄教したことを二人は信じられず、日本へ向かうこととする。
二人は、マカオで紹介された日本人キチジローの手引きでトモギ村へ潜入する。
トモギ村は隠れキリシタンの村だった。
二人は村人たちにかくまわれながら布教活動を行っていくが、宣教師の存在に気づいた井上筑後守は村にやって来て二人を差し出すよう要求する。
宣教師を差し出さなければ村人を四人人質に出せ、という。
人質として村長、モキチ、キチジローが人質に出される。
踏み絵は全員踏んでクリアしたが、続いてイエスの像につばを吐く審問にキチジロー以外がつばを吐けず、海で磔刑に処せられる。
自分をかばって死んでいく村人を見ながら二人は苦悩する。
二人は村を船で離れることとし、ロドリゴは五島とガルペは平戸とへ向かう。
しかしロドリゴはキチジローの裏切りで奉行所に捕まってしまう……

NHKBSでこの映画の特集番組を見て、これは見に行かなくては、と思っていた。

 

すみません。
私にはあまり合わなかったみたいです。
映画の世界にうまくは入りこめなかったなあ。
スコセッシは好きなほうなんですけど。
だめだった理由についていろいろ考えたのだが、たぶん一番の要因は拷問が意外とグロくないこと。
特に穴吊り(逆さ吊りにして頭に傷をつけ血がしたたるようにする)は間違いなくひどい拷問なのだが、その痛みが伝わりづらくて地味なのだ。
きっともっと分かりやすいひどい拷問や、その拷問によって主人公がもっともっとつらい状況になるのを期待して行った。
拷問や主人公の葛藤が意外とさらっと描かれているので物足りなさを感じたのだろう。
自分はM気質と思っていたのですが。

わかりやすいものを求めすぎなのかな、と少し反省。

塚本晋也さんはよかった。

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