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「思考と発想ノート術」 掟想視

私は自己啓発本のうち、特に「読書術」とか「ノート術」といったジャンルにどうしても惹かれてしまいます。
なぜか。
頭が悪いので、読書してもどうしてもその内容が頭に入っておらず、それをどうしたら記憶に定着できるのかいつも探しているから。
正解がないまま、この歳にまでなってしまいました。

今回紹介する「思考と発想ノート術」という本にはAmazonで探し物をしているときに偶然出会ったのですが、今まで読んできた読書術、ノート術の本の中でもかなり良質のものだと思います。

著者はノート術として三つの種類のノートを提唱します。
1 発想のためのノート
2 気持ちを浄化するためのノート(日記)
3 読書ノート(メモ)

それぞれのノートの具体的な使い方は本書にあたっていただきたいのだが、私がよいと思うのは次のようなラディカルな部分。

(前略)「ふつうのノート術はどれもただのメモでしかない」や「紙のノートもメモも使い捨て」などの考え方はこれまでのノート術ではあまり見かけない大胆なものなので、怒り出す人もいるのではないかと思っている。

手書きのノートの方がキーボード入力より記憶に定着しやすい、というのはアメリカのなんとか大学の研究によって明らかになっている、というのをなんとなくうさんくさく思いつつ、そんなものなのかなと思っていました。
しかしデジタルを使用しても、紙のノートをもとに何回か推敲(編集)することで記憶に定着することができる、と掟さんはいう。
紙のノートがすばらしい、いやデジタル最高、というのではなく、それぞれの長所を活かした使い方を提示しているのがよい。

実は、私がこの数週間チャレンジしていたのは奥野宣之さんの「情報は1冊のノートにまとめなさい」のノート。
佐藤優さんも紙のノートに行動記録を記載しているというので、まねをしてみたのです。
しかし「まとめなさい」ノートについては、ばっさりと否定。
著者も実際に1冊のノートにまとめてみたそうなのだが、「残ったのは見返すこともないヨレヨレのみすぼらしいノートが数冊」。
すでに自分のノートの末路も見えてきたのでやめることにし、掟さんのノート術を参考に取り入れていきたい。

kindle Unlimitedでは無料で読めます。
これだけの本が無料で読めるのならば、ありがたいことです。

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